5月7日(水)に、長谷川市議と話し合いを行っております。

 参加者: 工藤代表、清水事務局長、泉、飯塚、白倉、境、丸山の7人が参加しました。

 本年1月23日の札幌市議会文教委員会で、工藤代表(札幌遠友塾、北海道に夜間中学をつくる会)が陳述し審議されたあとの札幌市教育委員会の対応について話し合いを行っております。


 長谷川市議は3月13日に第一予算特別委員会でも、札幌遠友塾らの要望について質問しております。


 長谷川市議は、市教委からの聞き取りでも「札幌遠友塾や北海道に夜間中学つくる会」と協議を続けていると」の回答だったことから、かなり前向きな具体策が提案されているものと思っていた、と述べられました。


 これに対し、工藤代表は3月27日の市教委担当者と「教室利用の内示」の話し合いで示された「札幌遠友塾自主夜間中学」からの要望(会場提供)に対する状況調査について」を説明しました。

 その市教委生涯学習部の調査では、「調査した19校において、外部の団体が専用(転用)することが可能な、いわゆる空き教室はなかった。」という結果であった。また、調査した19校(小中学校17校、高等学校2校)の一覧が出された。など、何ら進展ある回答や新たな提案もなされていないことを伝えました。


 そのこともあって、正式に市教委生涯学習部部長からの文書での回答を求め、そこには札幌遠友塾受講生の参加も呼びかけることを伝えました。


 飯塚さんは2月7日に行なった市教委との話し合い(文教委員会審議内容の確認)の際、市教委担当者から、「星園高校が平成22年度までに廃校になること、その空き教室の利用を要望されたほうが受けやすい」と言われたいきさつ、そのことを受け、星園高校の空き教室の利用の要望を文書で提出したことを説明しました。


 また、2月7日の文教委員会審議内容の確認の際、@3月末までに加藤生涯学習部長が文書で回答するA奥岡教育長が近々遠友塾を見学する、としたことがいまだになく、約束が反故にされている。 こうした市教委の姿勢はむしろ後退している、と述べました。


 また、要望書(5月21日提出)は教育委員会に上がっているのだろうか、との質問に長谷川委員は「どうだろうか。事務的な話の段階なので。しかし、議会には教育委員長が出席するので、この問題は承知しているはず」との認識を示されました。さらに、泉さんは、教育委員自体が主体的でないことが問題だと指摘しました。


 長谷川市議は、「要望には、全会派が一致して行政措置を講ずるよう主張している。どうして進展しないのか施設の管理だって難しい問題ではないし空き教室利用についても専用を要求しているのではないのだし、使用日時など条件を付ければ、2、3の空き教室など見つかるはずだ」と、今後の力添えを約束してくれました。


 また、長谷川市議は、「大通り高校について、今の校舎での利用は無理で、要望するとしても新校舎に向けての運動のなるのではないか」と述べました。


 さらに、2、3教室しか利用できない場合の使い方を問われたことに、工藤代表は、「じっくりクラスの学ぶ時間を増やしたい、教材の保管などを考えている」と答えました。


 今後の運動の進め方として、市教委では5月中、下旬に正式回答を伝えてきていることから(5月15日午後6時からと決まりました)、その席で回答内容や姿勢を問いただすこと、署名活動や陳情ではなく請願書の提出なども考えていることを伝え、与党としての民主党の更なる力添えをお願いしました。