第3回 向陵中学校の使用についての3者協議まとめ


 4月14日(火)午後3時から札幌市立向陵中学校校長室において、札幌遠友塾が同校教室を4月から使用するにあたっての要件を話し合う第3回3者協議(札幌市教委、向陵中、札幌遠友塾)が行なわれました。以下、主な内容です。


◇出席者

・札幌市教委:伊藤・生涯学習推進課社会教育担当係長、上野秀一・同課主査

・札幌市立向陵中:植村敏視校長、小原教頭

・札幌遠友塾:工藤代表、守田・丸山副代表

北海道に夜間中学をつくる会:清水事務局長

・東玄関のスロープは4月17日に設置する(現在は設置済みのはずです)。

※東玄関のカギや、授業終了後にカギを学校側に返す正面玄関の投入ポスト、   カギの開閉を教材置き場などから操作する施設などは既に設置され、5日の引っ越しの際に確認しています。階段昇降機も配備されています。

・市教委側から、「札幌市向陵中学校の使用に関する覚書」について、つぎの補足説明がありました。

 @多目的室の使用日誌を作ったので使用した日時、時間などを記入し、3カ月ごとにまとめて市教委に報告する(これで使用料を算定する)。

 A突発的に学校を使用できなくなった場合の緊急連絡網を作った。小原教頭と工藤代表とが双方の窓口だが、万一に備え遠友塾側にもう1人の窓口を置いてほしい。

Bカギの貸し出し簿を作った(現物を提示)。学校側で管理してもらうが、遠友塾にカギを受け渡す際、日時や提出名簿(カギ係)の名前とのチェックをお願いしたい。

 C昇降機は市教委の所管で、基本的には学校の児童生徒を使用対象にしている。遠友塾が使うことはかまわないが、その際に発生した事故に市教委は、責任をとることができない。その点を明らかにした文書を交わしたい。

   ※これについて、工藤代表が文書を提出します。なお、遠友塾がボランティア保険に加入していることを伝えました。

 D昇降機に付ける車いすを市教委で用意したので常時固定し、階段を昇降する際は乗り換える形で使ってほしい。学校には別に車いすが1台あります(2台とも学校所管となります)。

※カギは、東玄関、多目的室、教材置き場共通です。

※使用教室は多目的室側から、順に学級クラスが「3−8」「3−7」…「3−4」となる。


▽遠友塾側からは以下の問い合わせをしました。※印は回答です。

・許可日で指定教室以外の教室を使いたい場合や、許可日以外の日に教室などを使う場合の申請書類をいただきたい。

 ※申請書は指定教室の許可に使ったもの(目的外使用の申請)と同じでよい(同じ様式)。

・階段などの掃除や、年に1回くらい大掃除もしたいと考えているが市教委の許可が必要か。

 ※指定教室以外の場所を使うということになり、料金も発生する。掃除だけであれば学校側にやってもらう方が問題は起きない。

・前回チャイムを午後6時半と8時半にお願いしたが、掃除などの時間をとるので授業時間を繰り上げたい。午後6時25分と8時25分に変更してもらえないか。

 ※変更する。(入学式には、チャイムは必要ないことを伝えました。)

・入学式に植村校長の出席と激励の言葉をいただきたい。市教委側からの出席もお願いしたい。

 ※植村校長は快諾。市教委はこれまでの窓口としてお世話になった中主査の送別会とぶつかっており無理だが、北原教育長(奥岡教育長は退職)のメッセージをいただけるとのこと(遠友塾から出席依頼の文書を出します。この席で教頭から佐藤・前校長の祝辞を預かっていることも伝えられました)。

・2階の教職員用トイレがやや広そうなので、車いすの受講生たちに使わせてもらえないか。

 ※入口が狭いので、車いすが入るかどうか。使えるようならかまわない。

・机やいすを移動した場合、同じものを同じ場所に戻さなければならないか。

 ※机については生徒が使うものを固定しているので、可能な限り元の位置に戻してほしい。いすについては、数が合っていれば結構。

・平日に教材置き場に資料を取りに行くケースも多いと思う。学校の了承を得られればいいとのことだったが、手続きは必要か。

 ※事前に電話などを入れてもらえればいい。


◇協議は以上ですが、このあと集まった遠友塾のカギ係や介護係がカギの使用方法、返却方法、階段昇降機の扱いなどについて小原教頭や業者からじっくり教えていただきました。

以上