2007年2月17日


北海道に夜間中学を作る会に参加して下さい


準備会発起人工藤慶一 

(札幌遠友塾自主夜間中学代表)


【趣意書】


 誰もが教育を受ける権利があり、学ぶことが生きる喜びになることを実在のものとするため、札幌遠友塾自主夜間中学の授業が始まってから17年。長年使用してきた札幌市民会館が3月に閉鎖になり、新年度4月から札幌市教育文化会館に学びの場が変わろうとしています。


 中国から帰国した人や不登校の子供たちなど、新たな入学希望増えているなか、必要とされる教室数や教材の保管場所確保のため「学校の教室を使わせてほしい」という私達の願いは未だかなえられていません。こうした現実を打破する全く新たな道が求められています。


 昨年8月、日弁連より政府に「学齢期に修学することができなかった人々教育を受ける権利の保障に関する意見書」が提出されました。これは全国夜間中学校研究会が訴え、日弁連が受け入れたものです。この意見書の内容を基にして、義務教育に関する大切な提案を北海道と札幌市に行い、話し合いを続けることが必要な行動であると決意するに至りました。


【行政への要望(案)】


 義務教育を受ける機会が実質的にられなかった人たちの実態の把握を可能な限りすすめながら、


@ 北海道におけるセンター校の役割を担公立中学校夜間学級を札幌市に開設すること。


A 道内自主夜間中学を運営する民間団体に対し、学校の教室使用を主とする施設の提供と財政的支援を行うこと。


B 教育を受ける機会を保障するため、個人教師の派遣などの施策を進めること。


C シニアスクールなど、既存の学校の受け入れ対象者を拡大すること。


D 住所変更届や病院の問診票など、公的書類の漢字に「ひらがな」をふり、苦しみを和らげること。