第3回市教委窓口との語し合い
「つくる会事務局会議」(8月26日)の決定を受け、夏休みの学校教室試行使用の結果と今後の長期的使用をめぐり、9月4日(木)に市教委窓口と話し合いました。
話し合いは、午後2時から市教委生涯学習推進課の一室で行われ、市教委側は伊藤生涯学習推進課社会教育担当係長、同課中主査の2名が出席、遠友塾・つくる会側は守田副代表、泉事務局次長、清水事務局長の3名が出席しました。
@夏休みの学校教室試行使用の結果。
まず、こちらから向陵中使用の結果を次のように述べました。
受講生は初めて学校の教室で学ぶことができ、大変感動して学習意欲がさらに高まった。
スタッフも授業内容の充実に努め、教え方に様々な工夫をして成果を上げた。
学校側の受け入れ体制が大変よく、一同感激した。校長先生を始め、教職員のきめ細かい配慮がたくさんあった(例えぱ、チャイムを鳴らす、チョークの用意など)。
向陵中では1年生の道徳授業で、新聞記事・テレビ番組の録画を視聴させ、感想文を書かせた。その大切な感想文をいただいた。
2学期の始業式で、校長先生が遠友塾の教室利用と夜間中学のすぱらしさを話してくれた。
遠友塾1年生が書いたお礼の言葉を、2階廊下に掲示し、全校生徒に紹介してくれた。
勉強することを通して、生徒と受講生の心の触れ合いができた。今後も是非深めていきたい。
開校60周年記念研究大会(10月10日、全道に向けて開催)で、遠友塾の活動が1年生の道徳授業に取り上げられる。
向陵中学では、冬休み、卒業式等に使ってもよいと言ってくれているので、是非使用してみたい。今後も可能であれば向陵中を長期的に使用させていただきたい。教育文化会館の使い勝手やお金の問題もあるので、早期の対応を望む。
資生館小については、設備の整った学校でよい経験ができた。ランチルームなので、全学年合同の補習授業には適さなかったが、補習授業の必要性や時期、場所等の問題を考えるきっかけになった。
お礼と今後についての話し合いをしたいので、受講生を含めて市教委幹部を交えた話し合いの場を設定してもらいたい。
〜市教委側は、次のように述べました〜。
市教委として問題はなく、学校側からも何ら問題点は指摘されなかった。学校側がよければ、妨げるものは何もない。試行は大成功だったと思う。
課題は、管理面の問題と、長期的に使用する場合の具体策だ、一つ一つクリヤーして行きたい。(例えば、工事の時期、学校行事等)。教育文化会館の仮契約、支払いの問題は念頭にあるので、早めに検討したい。
使用してみて、何か要望はないですか? −− これに対しては、はじまりの会(歌・諸連絡)ができる場所、教材等の保管場所が欲しいと応えた。 −− 市教委は打診してみると応答した。
話し合いの場は、上司と相談の上、後日連絡する。
A道内の自主夜間中学の動向について(情報提供)。
旭川での場所探しの問題(2年目の対応)、函館の設立のようす、釧路への期待などを話しました。全道に広がりがあることは、相乗効果をもたらします。公立夜間中学設立のためののデータを収集できること、受講生の交流を促すことによって相互の学習意欲が高まり、卒業しても色々な分野に進出していけるのではないか、夜間中学の多くの受講生が、終着駅から通過駅という考え方に立てば、公立夜間中学への伏線になることを示し、理解と支援をお願いしました。
B他都市の夜間中学視察報告(北九州・京都・広島)について。
質問に対し、市教委は公文書(復命書)なので、情報公開の手続きをとって欲しいと返答、こちらは急ぎ、手続きを取ると応答しました。
以上