遠友塾に25人 旭川で入学式(04/27 07:18)
開校した自主夜間中学旭川遠友塾。授業を支えるボランティア講師陣が生徒に紹介された
【旭川】戦後の混乱や病気などさまざまな事情で十分な教育を受けられなかった人たちが学ぶ「自主夜間中学旭川遠友塾」(古野(この)博明代表)が二十六日、旭川市の上川教育研修センターで開校し、入学式が行われた。道内では札幌遠友塾に次いで二校目。
第一期生は同市や近郊市町の中高年者を中心に二十五人。旭川市の馬場宏さん(84)は戦前、尋常小六年の時に大病を患い、四年間療養。中学進学を断念した。「ずっと英語を勉強したかった」と力を込めた。
古野代表は「勉強は頑張りたいと思った時にするのが一番大切なこと」と歓迎した。
生徒たちは五月から週一回約二時間、国語、英語、数学の三教科を学ぶ。三年間修了後に、同塾の卒業証書が授与される。授業をするボランティア講師は現職の大学教授や教員OBら約四十人。
(北海道新聞)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/education/89625.php