自主夜間中学「函館遠友塾」*4月15日に入学式*週1回2コマ*授業内容の検討進む

2009.02.05 北海道新聞夕刊地方


 さまざまな事情で満足に教育を受けられなかった人に学ぶ場を提供しようと、函館や近郊の教育関係者らで開設準備を進める自主夜間中学「函館遠友塾」(今西隆人代表)の入学式が四月十五日に決まった。(大原智也)


 現在の入学希望者は三十五人。函館や北斗、七飯の二十代前半から八十代後半までで、特に戦時中に十分に学ぶ機会を奪われた七十代が七割を占める。ボランティアスタッフには元教員や現職教員、主婦、大学生など三十六人が集まった。


 函館市総合福祉センターで一月二十八日に開かれたスタッフ会議では、同センターでスタートする週一回二コマの授業日程や内容などを教科ごとに検討。元教員の野口誠治さん(57)は「頑張ろうとしている人の力になり、自分も何かを学びたい」と思いを語った。


 問い合わせは平日の午後四時以降に今西代表(電)080・5598・5608へ。