5月開校 釧路の自主夜間中学「くるかい」*希望者増加 20人突破
*支援者対象に研修会を計画*「学習スタッフ」引き続き募集
2009.03.04 北海道新聞朝刊地方 27頁
釧路市内に五月開校予定の自主夜間中学「くるかい」の学習希望者が三日、二十人を突破した。市民グループ「自主夜間中学」設立釧路準備会(世話役代表=添田祥史・道教育大釧路校講師)は、支援ボランティアを対象にした研修会を十、十七日に釧路市総合福祉センターで計画するなど、着々と準備を進めている。
(島田季一)
学習希望者は当初二人だったが、次第に増え、三日現在、二十一人に。年齢は二十代後半から七十代後半までで、戦中・戦後の混乱で十分な学習機会に恵まれなかった六十−七十代が中心。女性が七割を占める。
一方、運営を支えるボランティア希望者は三十七人。ただ、毎週火曜の夜に同センターに通い、学習を手助けできるスタッフが二十人に満たないため、引き続き募集している。
ボランティアを対象にした研修会では、学習希望者の要望や、東京の公立夜間中学に勤務経験のある女性の体験談などを聞き、具体的な運営方法などについて意見を交える。
準備会の賀根村(かねむら)伸子さんは「私たちも手探りですが、一緒に学ぶ場にしていきたい。気軽に参加を」と呼びかける。
問い合わせは賀根村さん(電)080・5595・7015へ。