北海道議会 文教委員会 内海委員長との会談
−−2007年9月5日午後5時〜
「つくる会」からは、工藤共同代表、清水事務局長ほか泉、白倉、境、森、溝口、丸山が、遠友塾から井上事務局長の遇わせて9人が出席。内海英徳文教委員長と千葉英守委員(いづれも自民)が応対してくれました。
最初に工藤代表が5項目の要望書を提出。このうち公立夜間中学設置の必要性について、戦争など諸事情で学べなかった人はもちろん、お客さん扱いや不登校などで卒業証書をただもらっただけという人が実社会に出て通用せず、子供を持っても教えられないことで勉強し直したいと思っても、学ぶところがない。
今学びたい人への何の配慮もない。最近は中国からの帰国子女や新渡日の人たちも増え、言葉の壁から引きこもりを余儀なくされているのが実態で、民間での活動には限界にある。公立校が出来れば、自主中学と両輪でいろんなケースに応えていかれるのではないかと、具体例を出しながら背景を説明しました(これまで要望書を出してきたところへの説明と同じです)。
清水事務局長も、教室の確保が切実な問題なこと、学校教育で出来ない部分を民間が担っている実情を訴えました。そして、旭川で自主夜間中学設立の動きがあることをもとに、道の役割として、17年間の遠友塾と同じ苦労を重ねないための教室確保や、受講生への修学援助など、道の教育行政として何らかの基準を持ってのバックアップをお願いしました。
また、「お金をかけないで出来ることから」のケースとして、公的書類や窓口看板のふりがな振りを要請。市との交渉では市立病院の診療申込書にふりがなを付ける改善が行われたこと、窓口にふりがな付きの拡大モデル設置を検討してくれることになったことなどを話し、道立病院などでも改善への配慮をお願いしました。
内海委員長らからは実態の認識に疎かったことの弁があり、遠友塾でどのような年代の人たちが学んでいるのか、中国からの帰国者などの実態、講師の陣容などの質問がありました。
そして@初めてこうした要請を受けた。基本的には札幌市の問題となるので、市の事情を聞きながら検討を進めたいA今のところ市単独では考えていないだろう。大通小跡地の利用(定時制高校)の中で検討しているかと思う。できればいいなと個人的には思っている。
―など回答? をいただきました。(文責 丸山)