長谷川 衛 市議(民主党)との会合

 18日午後4時から、札幌市議会民主党の長谷川衛市議とお会いし、「つくる会」の5項目要求についての理解をお願いするとともに、請願など今後、市への活動の進め方で相談にのってもらいました。 参加メンバーは工藤代表、清水事務局長、泉、飯塚、白倉、境、丸山の7人です。

 今回、長谷川市議と会見することになった経緯は、10月9日(火)に段坂道議と道議会請願以降の活動展開を話し合ったことからです。 夜間中学をつくる会の今後について、段坂道議は「設置主体たる」札幌市にむけて具体的な活動をはかることの必要を話されました。


 長谷川市議は個別に札幌市教育委員会、教育長や教育次長と会い、夜間中学設置および遠友塾への教室利用の可能性を探っていると話されました。 文教委員の長谷川市議は既に遠友塾の見学に来られており、民主党会派や文教委員会の中で、遠友塾参観の呼びかけを行ってくれています。

 会見では工藤代表や飯塚さんが、市や市議会、教育委員会などへのこれまでの要請の経過をつぎのように説明しました。

などを説明しました。

 白倉さんは、北教・札教働きかけたことにより、夜間中学問題が重要課題として位置づけられたこと。 また、「民主教育をすすめる道民連合」の広報工藤代表の訴えが掲載されたことなどを説明しました。 こうした要請に対し道サイドとしては一定の見解が示されてきているのに対し、市の姿勢が明確になっていないことから、「請願」を含めた今後の活動について知恵を借りたいという、今回の会見の趣旨を説明しました。

 これに対し長谷川市議は、1年生議員であり発言力に限界があると前置きしたうえで、会派内でも文教委でも折に触れて重要性を話し、遠友塾の見学も働きかけていることを述べられました。その上で

  1.  どの議員も「理解はしている、大事なことと」いいながらも、長い時間をかけていながら1つの動きに向かっていない。超党派の何々議員連盟という形ができればいいが、だれかが中心となって汗をかきまとめていく必要がある。 なのに今その動きにない。これは各会派で課題として十分こなれていないからではないか。

  2.  そうした段階での請願提出は果たして効果があるかどうか。継続審議という名目葬られる心配がある。そうなれば逆効果だ。文教委員会での審議とはいっても、結局は各会派の問題になる。議会は党派の政治的駆け引きが大きく、足を引っ張る材料とされかねない

―など疑問を述べられました。


 また、長谷川市議は大通り小跡地に予定されている定時制高校には思い入れがあり、卒業生が胸を張れる場にしたい複合的な機能もたせたいと考えている。 センター校設置に多くのネックがある以上、実を取るにはこの定時制施設で遠友塾の教室利用を行えないかを考え、市教委に個人的にあたっている、と述べられました。

 「つくる会」としては、請願書は市議会各派へ接触を図るきっかけとしての意味や、活動を認知してもらう手段としてのものであり、絶対視しているものではないこと。一歩ずつ出来ることから改善してもらう考えであることをあらてめて説明しました。


 長谷川市議は、請願書の件はいずれ判断しなければならないことですが、状況が一歩でも前進するよう会派や文教委の中で動いてくれることを約束してくれました。「つくる会」としても、今後も連携して運動していくことを確認しました。

 (丸山さんの報告による)