吉田洋一教育長:

 次に、公立夜間中学についてでございますが、公立中学校に二部授業を行うためのいわゆる公立夜間中学を設置する際、中学校を設置しております市町村が都道府県教育委員会に届け出を行うこととされております。


 先般、道教委におきましても設置に関して要望をお受けいたしましたことから、札幌市教育委員会とその取り組みの状況などについて情報交換を行ったところでございますが、今後引き続き、関係自治体から、教育内容や教員の配置など、夜間中学設置に係る相談や問い合わせなどに対しましては、必要な助言指導を行ってまいりたいと考えております。



 最後に、空き教室などの有効活用についてでございますが、道教委といたしましては、これまでも、地域の方々からのさまざまな学習ニーズに対して、学校施設開放の促進や、市町村、民間教育事業者などと連携しながら、学習機会の充実などに取り組んできているところであります。


 今後におきましても、それぞれの地域において住民の方々の自主的な活動が促進され、より多くの方々に学ぶ機会が提供されるよう、市町村への情報提供や、空き教室など、公共施設の有効活用などについて働きかけをしてまいりたいと考えております。




 なお、現在、道内で自主夜間中学の活動を行っている団体は札幌市を中心に学習活動を行っていると承知しておりますが、この団体におきましては、札幌市の支援を得ながら、札幌市教育文化会館の会議室を利用して、社会教育の一環として活動していると伺っているところであります。以上でございます。