道下道議:
次に自主夜間中学についてです。
多くの自主夜間中学で会場の確保や使用料負担に悩んでいるそうです。札幌遠友塾は昨年度まで札幌市教育文化会館の会議室を借りていましたが、半額であっても年55万円という使用料が収支を圧迫していました。しかし今年4月から札幌市教育委員会などの支援により市立向陵中学校の教室を年約12万円で借りることができ、負担をある程度軽減できるとともに、本当の学校で入学式を行い授業を受けることに皆さん大変に喜びを感じられながら毎週一回勉強されております。そこでこうした札幌市教委の取り組みのように自主夜間中学を運営する団体に学校施設の提供や財政的支援を実施する市町村に対して道が財政的支援などを実施すべきと考えますが、そのようなお考えがおありなのか検討中なのか伺います。
さらには義務教育を受ける権利の保障と生涯学習の促進という観点から自主夜間中学を運営する団体に対して直接財政的支援を行ったり遠距離から通学する生徒への交通費補助、現職教員の無償派遣や教員OBへのボランティア活動等への働きかけなど、そう言った支援施策を検討し実施すべきと考えますが教育長の見解を伺います。