「北海道に夜間中学をつくる会」第14回事務局会議
2008年4月23日 午後6時半よりエルプラザ4階にて開かれました。
札幌市および札幌市教育委員会への要望の経過
2008/04/21
1)、 2007年5月21目、上田札幌市長(松平英明教育長)への要望書提出
市長発言:「この活動がどれだけ皆様方にとって素晴らしい活動なのか、欠くことの出来ないものなのかということを十分知ることが出来たと思っています。今から直ちにということは約束できませんけれど、どうあるべきかという議論をしっかりさせていただきたいと思っています。」(資料1)
2)、 2007年8月8日札幌市教育委員会生涯学習部と提出した要望に対する話し合い
要望の主な内容(2008年3月28日生涯学習部のまとめ参照)(資料2)
教室提供の調査した緕果は、9月末までに連絡すると発言。
3)、 2007年8月30日、札幌市総務局と「公文書にふりがなふり」を話し合い(資料3)
4)、 2007年11月2日、札幌市教育委員会学校教育部と話し合い
公立夜間中学の設立について(資料4)
5)、 2007年12月1日付、北海道新聞、「札幌市教委が遠友塾の会場に市立大通高校の教室を提供する方向で検討を始めた」との報道について市教委から次のような連絡がありました。「道新報道は、市教委として、正式に決定したことではない。」「しかし、本年度中(来年3月末まで)には、遠友塾の教室場所を決定するつもりである。」(工藤代表への電話連絡)
6)、 2008年1月23日、陳情書提出(資料5)による札幌市議会文教委員会での陳述と審議
7)、 2008年2月7日、文教委員会の審議内容を確認するため札幌市教委と協議。市教委からは学校教育部、生涯学習部の担当者ら4人が出席。(資料6)
生涯学習部長の答弁は、お年寄が通いやすい、地下鉄大通駅から4駅以内の学校の空き教室調査は、市教委の係長が駅を中心に500mの円を地図に描き、その範囲の19学校長に行った。その結果は、「その範囲で教室利用は現状では難しく、まとまった数は無理だが、相談しながら要望に応えられるようにしたい」との答弁であった。
大通高校について、平成22年度の新校舎建設後に「学校運営に支障のないかぎり、教室利用に向けた検討を行いたい」との答弁は、市民に開放する「視聴覚教室など」のことであり(普通教室のことではない)。
「つくる会」などとの協議窓口は市教委の中で一本化し部局横断的な形で対応する。
公立夜間中学設置に関する他市調査は、特別予算は計上しないで通常予算の中で現地調査を行う。
星園高校(南8条西2丁目)は、来年度の学生を募集しない。平成21年度末で閉校し、平成22年度から大通高校に統合される。したがって、市教委はピンポイントの要望で、星園高校の空き教室の利用を要望された方が受けやすい、と発言。−−これに対して当会は、廃校があれぱその教室利用を検討する、その際に他の市民団体と教室利用が競合することは避けたい、ということを既に市教委に申し入れております。−−その調整は、市教委側が責任をもって行う、との回答を得ています。
市教委として、3月末までに、加藤生涯学習部長が「遠友塾の教室利用に関する見解」を出す、との回答を得ました。
また、奥岡教育長が近々遠友塾を見学する予定です。
教文会館のホワイトボードの増設とロッカーの増設は、市教委から館の管理者に要請する。
これらの報告を受け、これからの行動計画について話し合いをおこないました。
市教委から3月末までに出される見解を待たずに、現行の4教室の利用を前提として星園高校の教室利用を要望したい。
札幌市教育文化会館との平行利用は地理的にできない。そのなかに、大通高校の市民スペースの利用が提案されるかもしれない。
市教委から見解が示される前に、考えられることを想定し、優先順位などを検討するため、遠友塾との合同事務局会議の開催を行い、案をまとめる。−−この合同事務局会議は、2月22日(金)午後6時半から、エルプラザで開きます。詳細は再度案内します。
8)、 2月26日、札幌市教育委員会へ星園高校の教室利用を文書で提出。(資料7)
市教委は、すでに星園高校の教室利用を、市民まちづくり局企画部調整課に文書で提出している、と回答(文書提出の際に、市教委の口答発言)。市教委より、本年3月24日の週に、加藤部長が文書で回答するとの連絡。
9)、 3月13日、札幌市議会、第一予算特別委員会での長谷川衛市議の質間。(資料8)
加藤生涯学習部長の答弁
@専用的に使用する教室を探すに当たっては、もう少し地理的な範囲を広げて考えられないか。
Aまた、必ずしも専用にこだわらず、教室を利用することは考えられないか。
Bこれらのことを両団体の意向の確認を含め、より具体的な協議を進めてまいりたい。
10)、 3月28日、札幌市教育委員会生涯学習部からの正式回答に先立つ、事前の話し合い。(資料9)
11)、 4月7日、札幌市教育委員会生涯学習部へ加藤生涯学習部長が要望に文書で正式回答するように申し入れ。あわせて、星園高校の一階会議室を毎週水曜日夜に使わせてもらいたいと要望しました。
市教委に対する要望の経過は以上です。
『「札幌遠友塾自主夜間中学」からの要望(会場提供)に対する状況調査について』(07年8月8日の話し合い資料2)
調査の結果:「調査した19校において、外部の団体が専用(転用)することが可能な、いわゆる空き教室はなかった。」