開催日:12月20日(土)
場所:札幌市教育文化会館
出席者:工藤共同代表、清水事務局長、泉、飯塚、溝口、井上(大)、白倉、森、境、工藤(朱)、井上(美)、井上(嘉)、丸山
向陵中学校の教室を使った新しい動きが始まり、さまざまの問題が出てくると思われるので、その都度話し合って行きたい。
「民主教育を進める道民連合」の会報に載せてもらう文書を用意したこと。
冬休み中の1月14日(水)に札幌遠友塾は向陵中学校の教室をお借りして授業をおこないます。
来年1月19日の週に、第2回の3者協議をおこなう予定です。
2月20日には、向陵中の職員会議とPTAにて、教室利用が認められたことへのお礼を述べます。
清水事務局長に札幌市教委と3者協議へ向けた日程を確定することをお願いしました。
工藤代表は札幌遠友塾が学校教室を利用できることになった事で、お世話になった各会派議員や関係団体へのあいさつ廻りをしました。
第1回3者協議(11月18日)の後に、札幌市議会を訪ね、市民ネット、公明党、民主党の各議員に会いあいさつとお礼をしました。
その際、公明党の議員から、同党の来年度札幌市の予算編成に向けた要望事項に「市立夜間中学設置の検討」を盛り込むと話されたこと。市が買い取った北海道厚生年金会館に空き室ができそうなので利用しては、との助言もいただいたとのことです。
民主党議員には市長にお礼状を出したことも伝えました。
自民党、共産党、無所属議員は会うことができず、お礼に廻ることができていません。
道議会議員や札幌市弁護士会についても、お礼ができていないので、時期をみて廻りたいと話しました。
北教組・札教組・道民連合などへのあいさつ廻りを行いました。とりわけ道民連合では役員会の席でこれまでの経過とお礼を述べさせてもらうことができました。
清水事務局長からは、これから道議会など日程を調整して廻りたい、都合の付く方は一緒にお願いしたい、と要請しました。
飯塚さん報告: 札幌遠友塾のホームページを見て今回の学校教室の利用を知った東京在住の人たちから、「問い合わせ」ページに励ましのメールが入ったことが報告されました。それらの人達は向陵中学校佐藤校長や上田札幌市長へも、お礼のメールを出したところ、佐藤校長からは謙虚な励ましが返されたこと、また市の担当者からは上田市長がこのメールを読んで喜ばれていたことなどが伝えられました。
次回の三者協議では、先に遠友塾事務局会議でまとめられた内容で協議することを了承しました。それらの事柄は以下の通りです。
駐車場の利用について確認する。−−学校開放で利用している人たちが使っていない場所での駐車が可能かどうか?
教室利用後のごみの処理を確認する。−−持ち帰らなければならないかどうか?
もっと明るくしてとの希望がありましたので、教室の照度の調査を依頼する。−−照度が定時制などの基準に合っているかどうか?
市教委へコピー機を利用させていただくお願いをする。−−不要になった機器などの再利用等も可能かどうか?
5教室と多目的室などの使用料と支払い方法の確認。
教材置き場への搬入日程を相談。−−土・日を希望します。
1月14日の暖房などの確認。
夏場の利用に向けて教室の窓に網戸を設置してもらうように要望します。
将来的にエレベーターや昇降機の設置を要望していきます。
なお、三者協議は教室の使用要件をめぐる市教委所管の権限と責任を確認する話し合いですので、普段の使用で生ずる事柄(教員、生徒などの交流、学校教材、備品の利用など)は、学校側と話し合える関係を保つことが必要だとの指摘がされております。
飯塚さんから、いくつか提案がありました。
プランは、「つくる会5項目要望」とほとんどが重なる内容であり、当会としても取り組んでいく必要があるのでは?
このプランを北海道、札幌市、旭川市、函館市などに報せていくようにしたい。
また、日弁連が出した学齢期に修学する機会を奪われた人たちの人権救済の申立書に対して、道教委や札幌市教委も見解を述べていないので見解を求めていきたい。
沖縄の珊瑚舎スコーレは受講者が居住する学区の公立中学校に学籍簿を置くことで入学が許可され、実際は珊瑚舎スコーレで授業を受け、そして卒業を認定されていく。来春の教室利用から将来、遠友塾が授業日数を増やして、中学卒業の学歴を受けることができるようにするのも、自主夜間中学が目指すつぎの課題となるのではないか?
工藤代表は同プランの「専門委員会」設置にふれて、委員が「首都圏と西日本の各都府県1名」と公立夜間中学校の開設地区のみに限定しており、自主夜間中学も含めた委員の設置が検討されておらず、「公立夜間中学校だけを考えた運動になりかねない」と指摘しました。そのため、「自主夜間中学が開設している都道府県」についても、専門委員を置くことはないのか、聞いてみることにしました。
向陵中学校の使用料は教育文化会館より下がるため、遠友塾事務局は受講料を新年度から500円引き下げ、月額1000円にする意向で会計予算を検討しています。
「北海道に夜間中学をつくる会」ではエルプラザにある事務ブースを使用申請する事と致しました。
なお、この日は事務局会議に先立ち、「つくる会」会員への会報「きぼう bR」を発送する作業を行いました。