工藤共同代表 報告
資料集表紙の最下段に文科省のシールが貼ってありますが、急遽文部科学省が後援に加わりました。
初日(12月4日)
全体会Aで開会行事
- 残留孤児の聞き取り調査をして提言−−学者という人たちがこういう活動をするなら本当に良いなと思いました。
- 学ぶことに意味:手段としてではなく目的として学ぶ
- 言語環境が日本語、韓国語、中国語により学ぶ中身、求めるものが違っている。
その後三人の生徒の体験発表がありました。−−生徒自身が自身の体験発表するのが凄い
上原さん−−仕事から来て話し、すぐ戻る
李さん−−中国で生まれ育った現状と今
昼から領域別分科会に参加しました。
−−私は第5分科会、飯塚さんが特別分科会で泉さんが第1分科会へ出席しました。
- 就学援助の打ち切りが各地で大きな問題になっている。−−通ってくる区によって違ってきている。同じ教室でも給食が自費であったり補助で食べる人がいたり、修学旅行でも就学援助で行ける人と自腹切っていく人とに分かれている。
- 奈良の畝傍夜間中学では補食交通費等全部打ち切りで、4名が退学に追い込まれた−−大阪も同様 各地から反対運動が報告されていました。
- 同志社大学の講座のテーマに夜間中学を取り上げ
4時から拡大専門委員会
- 関本先生の話では自主夜間中学(北海道)から参加させて欲しいとの話しがあったので拡大という形をとることになったとの話しがありました。 その中で「遠友塾」と「北海道に夜間中学をつくる会」のたどった道を報告することが出来ました。
- 守口夜間中学の本田先生から「自主夜間中学が非常に元気があって逆に励まされる」との話しがありました。
学校見学
- 荒木さんと一緒に神戸市立丸山中学校西野分校に行きました。
- 震災の時に倒壊して建て直した非常にがっしりした作りの校舎でした。
- 三階建てですがうらやましいことにエレベーター付でした。(昼間の生徒は使ってはいけませんとの張り紙がありました。)
- 対面式で生徒さん達から自己紹介を頂きました。何も言い出せずに泣き出してしまった生徒さんがいらっしゃいました。
その後の飲み会
- こちらから行った5名と公立夜間中学の先生達10数名とが一堂に会して飲む事になり、その中でいろいろな裏話などを聞くことが出来ました。
- 中村コジュウロウ先生(映画「こんばんは」のシンチャンの先生)が来年札幌へ行きたい。その理由が映画「こんばんは」の生徒が札幌刑務所に入っているので面会に行きたいと話していました。
- 文科省副大臣スズカンさんの秘書も来ていました。
翌日(12月5日)
全体会B
- ホールに400名
- 近畿地区生徒が17校+小松川の18校 計403名参加
- 九州と和歌山から自主夜間中学が参加。
- 各地夜間中学の紹介で、いの一番に遠友塾が指名され話しました。(もっと話しても良かったかと・・・)
- 各地の夜間中学のスライドを使った紹介等が行われました。
- 震災の時に出来た歌を皆で歌いました。
- 一人芝居「ワルルル」を観ました。−−西野分校に通っていた生徒さんの一代記。現在93歳−−やる側にとってもあれほど反応のある芝居をしたのは初めてで、これからもないかもしれないと書いていました。
昼食後、教科別分科会に参加しました。
- 数学科に参加
- 守口夜間中学 昨年から、昼間の先生が夜の授業をさせてくれとの申し入れで授業をして昼間の授業に持ち帰っている。新任の先生は夜間中学で授業経験をしてから普通の学校に行った方が良いのではないかとの話しもある。
- 若い人が増え、高校進学者が増えた。その人達が数学検定試験を受け、結構合格して自信を深めているとの話しがありました。
全体会C
- 来賓あいさつからして違っていた。県、市、文科省の後援も有り−−−今までにない
- 得られるものも多く、北海道の事情もある程度伝えられたと思う。