10月20日
参加者:工藤共同代表、清水事務局長、泉、飯塚、白倉、境、森、井上(美)、工藤(朱)、溝口、井上(大)、佐々木、丸山
司会:清水事務局長
第3回事務局会議(9月15日)以降の活動報告と今後の取り組みについて話し合いました。
まず飯塚さんが、活動報告と課題を提案しました。
9月20日の道議会第三回定例会議に於いて、小林郁子議員(民主党)が行った一般質問で初めて夜間中学がとりあげられ、各議員にこの問題に対する認識が広まりました。
9月26日に道議会への請願書を提出しました。これには自由民主党を除く、各会派が紹介議員になってくれました。
この請願は、道議会文教委員会(10月4日)に付託され、議会休会中の審議を経て、11月6日(火)に審議されます。
10月4日の道議会文教委員会を傍聴後、段坂議員(監査委員)と面会し、今後の活動展開へ向けたアドバイスをいただきました。
10月9日に公明党議員が札幌遠友塾の参観に来られました。佐藤英道文教委員と請願書の紹介議員になっていただいた戸田芳美議員、森成之議員です。
11月6日の道議会文教委員会の審議に向けて、本州などの公立中学校夜間学級の実情を調べるなどをして、生徒数、教室数、教員数などの具体的な材料を提出していく必要があります。
10月18日に、札幌市議会の長谷川議員(文教委員)に面会しました。議員は遠友塾の教室確保等について個人的に札幌市教育委員会に働きかけてくれています。
今後の活動についての提案。
▽道・道議会へ
請願の実質審議となる11月6日の文教委員会で、工藤代表が参考人として出られるように関係道議に働きかけること。
連携する道議、市議へ、「つくる会」として可能な限り公立夜間中学のデータ(学級・生徒数、教室数、教員数、財源など)を集めて提供すること。
道知事へ5項目の要望に対する具体的交渉窓口の選任・紹介を要請すること。
▽札幌市・市議会へ
市、市教委に対して「つくる会」の運動への見解と、教室確保や公的書類の振り仮名付けなどで2回交渉を行いました。その後の改善結果を求めること。
市議会に対して、12月の第4回定例議会に間に合うよう請願を行う事。
請願内容は教室確保と財政支援、公立夜間中学の設置が柱となります。
請願の成案を待ち、全会派の紹介を得るべく会派回りを積極的に行います(特に自民党)。
※なお、教室確保の目的は、
@ 教科を増やすのではなく受講生の習熟度を上げるため(読み書きの時間数を増やしたり、小数のクラス編成など)に必要です。
A 公立夜間中学が出来ると自主夜間中学はなくなるのかとの質問をよく受けますが、広い北海道の特殊性から各地の自主夜間中学と「センター校」としての公立夜間中学とで連携して教育の機会を保障していくものと考えています。
B 遠友塾受講生の高校進学については道教委の「卒業認定」は考えず、現行の「道内高校長の裁量権」で入学を認めて貰うことでよしとします。
このようなことを確認し、認識を一致させました。
※ 工藤代表からは、
遠友塾の教室問題は再来年春までに目処をつけたいとの決意が示されました。
また、教室が確保できた場合に備えて、週5日体制を考慮し、今から運営や教科スタッフ、カリキュラムなどを検討し、準備する必要を述べられました。
また、来年春に和歌山市、再来年春に千葉市で公立夜間中学が開設されることが報告されました。
※ 泉さんからは、札幌弁護士会の「人権賞」授賞式に参列した感想が述べられました。
白倉さん(同連合役員)からの報告
10月12日に開かれた役員会で、今後「北海道に夜間中学をつくる会」を支援していくことが承認されました。
北教組からは、来年度の道予算の交渉で通常の予算要求とは別枠で、夜間中学への財政支援の予算措置を求めることが報告されました。来年、1月には結果が分かるそうです。
「道民連合ニュース」(54、10月5日号)に工藤代表の夜間中学の紹介記事が掲載されました。
※「民主教育を進める道民連合」は北教組・札教組、女性会議、労文協、平和運動フォーラムなどの諸団体、個人が参加している運動団体です。
5月に「つくる会」が発足して5カ月が過ぎました。大きな動きや結果が出た段階で発刊を意識していましたが、機会がありませんでした。しかし会員の方たちへ、この間の動きを報告することは義務であり、12月に初回を発刊、今後年に2回の刊行を目指すことになりました。臨時の会報はこの限りではありません。つきましては会報のタイトルを募集しています。
毎回参加している泉さんから動向が報告されました。
来春開校へ向けて話し合いが進んでいますが、ここへ来て若干不安感をのぞかせているようです。しかし、どんな場合でも一歩踏み出す時には不安はあるわけで、スタートしてしまえば、それぞれ熱意をもった人たちなので心配はないとのこと。11月の定例会は1日(木)で、札幌遠友塾からは開講当初からかかわっているスタッフ2名が参加の予定です。
旭川の夜間中学スタートに合わせるように、来春1月くらいに札幌、旭川において開催してはどうかと声がでています。今後、事務局で煮詰めていきます。
(文責:丸山、管理人)