「北海道に夜間中学をつくる会」第5回事務局会議

 「北海道に夜間中学をつくる会」は11月17日(土)、市教育文化会館で第5回事務局会議を開きました。出席は工藤共同代表、清水事務局長ほか泉、飯塚、溝口、白倉、境、森、工藤朱、井上大、丸山の11人です。

 

 議題は前回の事務局会議(10月20日)以降の活動報告と評価、市議会への陳情書提出、「つくる会」ニュースの発行などについてです。


 清水事務局長が司会を務めました。

 最初に、20日以降の活動と成果について飯塚さんが報告しました。

 公明党の涌井幹事長との会見(10月29日


 夜間中学の必要性をかなり理解してくれた先の谷沢文教委員長(公明党)との会見に比べ、公明党全体との取り組みになると、やや慎重な姿勢になった印象を受けました。 それでも、公明党道議らが遠友塾の参観に来てくれたことや、5項目要望への支援を約束してくれたことは、評価できるものです。

 引き続いて山田自民党幹事長と会見


 しかし、私たちは全党派の署名を望むことから、持ち帰って検討することにしました。

 藤原民主党幹事長との会見(11月5日)

 このため「つくる会」としては、自民党や民主党などとの絡みで、党派間の駆け引きに巻き込まれないためにも、全党派に協力してもらえる「陳情」することに致しました


 工藤代表も現状を少しでも前進させるのが目的であることを強調し、請願を陳情変更することへの理解を求めました。(市議会への陳情については、既に11月15日付で議会事務局に陳情書を提出しております)。

 11月6日の道議会文教委員会傍聴では、公明党の佐藤道議が遠友塾の名を特定して、空き教室の提供や財政支援ができないかを質問。道教委は生涯学習の機会の充実のため道立学校の体育館、空き教室などの開放を一層進めていくと、先に平出道議の答弁と同様の一般論を述べるにとどまったことを報告しました。

 11月2日の市教委学校教育部教育推進課の村岡係長らとの話し合いでは、公立夜間中学の希望者がどれくらいいるかについて、前提となる広域入学を認めるのか、尋常小卒は対象となるのか、また就学援助の対象などで見解を質したのに対し、市教委側は極めて狭義の解釈に終始。


 つくる会の求めている内容とは格段の差があり、他都市の例をもっと調べるよう要求したことを報告しました。 ただ、施設を含めて調査するなどの準備を始めたとの回答があり、その点は評価しました。

 また、5項目要望に対しての道の交渉窓口が不明確なことが前回の事務局会議で問題になったことから、「つくる会」として、高橋はるみ知事に文書で問い合わせをしていましたが、いまだに何の回答もないことが報告されました。 このため、あらためて工藤共同代表名で江本知事室長に回答を求め、進展がない場合は議員の力を借りて行くことを確認しました。

 

 陳情書提出後の今後の活動として、19日(月)に陳情書のコピーを持って各会派を協力要請に回ります。その際、「請願」から「陳情」にした理由を説明し、全党派の理解を得たいと思います。


 陳情書提出と連動して、11月28日(水)からの第4回定例市議会で一般質問に取り上げてもらえるよう働きかけることを決めました。


 また、文教委員会での工藤共同代表の陳述についても、財政援助に必要な金額など、具体的な質問と答弁などを行うように、各党派の文教委員にお願いにあたります

 課題だった「つくる会」ニュースの発行も、前回の事務局会議の決定通り12月中旬までに第1号をまとめ12月22日(土)に発送作業を予定しています。

 次回会議は12月15日(土)午後6時からエルプラザで開きます。今回時間切れで論議できなかった、映画「こんばんは」の上映計画などを話し合います。



文責:丸山、(管理人)