開催日時:2010年3月4日(木) 午後6時30分〜
会場:エルプラザ2階会議室
出席者:工藤共同代表、飯塚、井上、工藤(朱)、谷岡、溝口
報告
1,第1回北海道自主夜間中学交流集会について(反省など)
2,その他
議題
1,3月2日(火)札幌市教育委員会との交渉報告と今後に向けて
2,2010年度に向けて、総会の開催と役員体制について
(総会に先立つ、講演会などの企画検討について)
3,その他
報告
1
釧路「くるかい」賀根村さんから交流集会開催の礼状が届き、出席者で回覧しました。また、電話もあり、その中で交流集会記録を受け取ったことと、先に送った札幌遠友塾「20年のつどいのきろく」を、多くの学習者さんが読んでくれ、それによって、「くるかい」の目指す学習のあり方についても分かるようになったとの感想がありました。
7月31日に予定している「第2回の交流集会」は、生活体験発表を予定していますが、「受講生(学習者)とスタッフ(支援者)とのかかわり」についても交流していく事になると思われます。
2
平成22年度札幌市市民活動サポートセンター事務ブース使用が決定しております。(使用期間 平成22年4月1日〜平成23年3月31日)
使用料は遠友塾と折半します。
市議会、文教委員会との話し合い。−−文教委員長谷沢議員に文章を提出していますが、まだ返事がきていません。
議題1
(1) 上野主査(札幌市教育委員会生涯学習課)と工藤、飯塚、泉とで窓口交渉を行いました。
授業に札幌市立向陵中学校の教室をお借りして一年経ちましたので、「行政財産使用許可書」の年更新にあたって、それぞれが「良い点、反省と課題」をまとめて検討したいと申し入れました。−−市教委は、「学校教室の使用」については市単体で行った事業ではなく、あくまで札幌遠友塾の事業を支援したかたちなので、それを総括することはなじまない、との返答がありましたが、持ち帰って検討することになっております。
−−
北九州市では、自主夜間中学「青春学校」を市との共同事業と位置づけ、年間500万円程度の予算をつけている。また、沖縄県では自主夜間中学「珊瑚舎スコーレ」で学んだ者に、その者の所属する地域の学校が卒業証書を与えるなど積極的に関与しています。
@ 授業時間と科目数を増やしたい−−水曜日以外の曜日の教室利用が可能か?
A 向陵中生徒や教師との交流にとどまらず、PTAや町内会との交流を深め、地域に支えられた夜間中学、そして学校教育が地域社会の中心にあるようにしていきたい。
(2)昨年5月の「つくる会」総会後に札幌市長と市教育長に挨拶に行きました。
その際、「夜間中学の学び」について、前向きな見解(参照:第31回事務局会議)をいただいており、これらの見解にもとづいた定期的な話し合いを行い、実行のための方策を積み重ねていきたい。また、この話し合いは学校教育部も含めて行っていきたいことも合わせて要請しています。−−これらのことは、今回交渉にあたった市教委担当者には伝えられていませんでしたので、後日の交渉になりますが、市教委の学校教育部も含めた話し合いということには、了承をえました。
−−
市長: 「公立夜間中学の今後のあるべき方向性は出していきたい」
教育長: 「学齢期を過ぎた義務教育未修了者について、学校の了解がいるが、通常の小中学校で受け入れることができないか検討する」
(3)当日、市教委に「第1回北海道自主夜間中学交流集会記録」と「すべての人に義務教育を!21世紀プラン」(全国夜間中学校研究会2008年12月5日採択)を渡しました。
その際、他都市の自主夜間中学についても、将来的には、学校教室を使うことを願っているので、そのことで各自治体市教委から求めがあった際には、向陵中学校の事例を紹介することを教育長が約束してくださいました。
「21世紀プラン」にもとづいて、全国夜間中学校研究会に自主夜間中学もふくむ「すべての人に義務教育を!拡大専門委員会」を設置(第55回大会)し、各都道府県市町村自治体へ「義務教育の保障を求めて」いくことを説明しました。
この拡大専門委員会には、文科省鈴木副大臣秘書が出席したこと。そこで、昨年、参議院で採決、衆議院解散で自然消滅した「教育環境整備法案」を新たに提案されることが見込まれていることを伝えました。−−そこの第3条7項には、「学習する機会が失われた者がその希望するときに再び学習する機会が与えられるようにすること。」と書かれています。
議題2.
5月30日(日)に、「北海道に夜間中学をつくる会」総会を開催する予定です。そのための準備作業として
総会に先立つ講演会(講演者は「北九州市の夜間中学を実現する会」の林静一路さんに依頼)
『きぼう』の発行と総会の案内文
総会資料(活動方針と会計報告・予算案)
役員体制(他の自主夜間中学からも役員になってもらえないか)
事務局員の拡大
以上それぞれの骨子をつくり、それに基づいて4月の会議で話し合います。