誰もが教育を受ける権利があり、学ぶことが生きる喜びになることを実在のものとするため、札幌遠友塾自主夜間中学の授業が始まってから17年。長年使用してきた札幌市民会館が3月に閉鎖になり、新年度4月から札幌市教育文化会館に学びの場が変わろうとしています。
中国から帰国した人や不登校の子供たちなど、新たな入学希望が増えてい
るなか、必要とされる教室数や教材の保管場所確保のため「学校の教室を使
わせてほしい」という私達の願いは未だかなえられていません。こうした現実を打破する全く新たな道が求められています。
2006年8月、日弁連より政府に「学齢期に修学することができなかった人々の教育を受ける権利の保障に関する意見書」が提出されました。これは全国夜間中学校研究会が訴え、日弁連が受け入れたものです。この意見書の内容を基にして、義務教育に関する大切な提案を北海道と札幌市に行い、話し合いを続けることが必要な行動であると決意するに至りました。
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